Oracle 9i アンインストール
通常Oracleを削除するには、「Universal Installer」を使用します。
しかしこのInstallerや一部の情報はパソコン内に残って削除することは出来ません。
又、インストール中のエラーなどが原因で、削除自体も正常に行えないケースもあります。
このような場合、手動で作業することにより完全にアンインストールすることが出来ます。
作業には、レジストリーの直接操作が含まれています。
念のためレジストリーのバックアップをお勧めします。削除権限のあるユーザー(Adoministrator)で作業してください。
ここでは、Windows 2000の例を書いています。
他のOSの場合は、一部読み替える必要があります。「C:\・・・」という表現がありますが、ドライブは実際の導入先に読み替えて下さい。
1、 サービスの停止
- 「Oracle・・・」のサービスで「開始」されているものがあれば全て停止させます。
スタートメニューより「設定/コントロールパネル/管理ツール/サービス」で実行
2、レジストリの削除
- HKEY_CLASSES_ROOT の「Oracle・・・やORCL・・・」のオラクル関係のものを全て削除します。
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE の「ORACLE」を削除します。
- HKEY_LOCALMACHINE\SOFTWARE\ODBC\ODBCINST.INI のOracle ODBC Driverがあれば削除します。
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentContralSet\Services の「Oracle・・・」のもを全て削除します。
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentContralSet\Services\EventLog\Application の「Oracle・・・」のもを全て削除します。
- HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE の「Oracle・・・やORCL・・・」のオラクル関係のものを全て削除します。
- HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\ODBC\ODBCINST.INI のOracle ODBC Driverがあれば削除します。
コマンドプロンプトより「Regedit」でレジストリエディタが実行できます。
NTの場合は、「Regedit32」
3、パスの削除
- Oracle関係のパスを全て削除します。
「C:\ORACLE\ORA81\BIN;C:\Program Files\ORACLE\JRE\1.1.7\BIN」などがこれにあたります。
スタートメニューより「設定/コントロールパネル/システム/詳細/環境変数」で変更します。
Windows95,98などは「Autoexec.bat」 にPathが設定されています。
4、アイコンの削除
- C:\WINNT\Profile\All Users\Start Menu\Programs の「Oracle-???」、「Oracle Installation Products」 を削除します。
???はオラクルホームの名前です。
5、ファイルの削除
- C:\Program Files\Oracle を削除します。
- C:\Oracle などオラクルディレクトリを全て削除します。
6、コンピュータの再起動
これで綺麗さっぱり消えましたね。^^